現代人には自宅(ファーストプレイス)と職場や学校(セカンドプレイス)に加え、第三の場所「サードプレイス」が必要であると米国の社会学者Ray Oldenburg先生が提唱しています。この概念を琉球大学ウェルネス研究分野教授の荒川雅志先生が発展させ、「ウェルネス・サードプレイスのへの旅」というヘルスケアプログラムに発展させて、本ページで紹介する「逃げ旅」が生み出されました。
地域特性を活かしたヘルスケアサービス
- 北緯26度、年間平均気温21.7度と温暖な環境
- 豊かな海洋環境(海洋療法)
- 精神世界の地として知られる「癒し」の場所を舞台としてコンテキストも含めて活用
「逃げ旅」少しだけ逃げる。また挑むために。
「前向きに逃げる」ためのプログラム。心理カウンセラーと南城市の聖地、自然、人を巡り、参加者の「兆し」や「変化」が素晴らしいものになるために、日常とは異なる場所で気づきや思考変容を促していきます。現在、女子旅以外にも企業研修や社員旅行など幅広い層に展開しています。
ルート
1日目
- 聖地(斎場御嶽)訪問
- ヤハラヅカサの浜でのマインドフルネス(現在起こっていること、呼吸、波の音、砂浜の感触、ゆったりと動く空気、ヤドカリの歩く音など意識を向けて受け入れ、呼吸法や瞑想で副交感神経を優位にさせる)
- お月見や星空を観ながらワインを楽しむ
2日目
- 穏やかなヨナグニ馬と一緒に海でホースセラピー
- 沖縄の古民家で夕食体験及び地域芸能体験
- 心理カウンセラーとの対話による自己開示、原点回帰(過去への感謝、今生きていることへの感謝、そして未来創造へ)
沖縄県南城市のケースから学ぶポイント
サードプレイスは新たなビジネスにつながる
快適で癒されながらほどよい刺激がある場所。そうした場所が価値を生む時代。地域との交流、共生する中で新しいビジネスが無限に広がっていきます。
パラダイムチェンジで楽に生きてける考え方を指南
聖地に身を置きながら、ゆっくり自分自身と向き合います。自身の気づきに加え、他者とは違うという思考へとパラダイムチェンジを起こし、そして、繰返しマインドフルネスや禅を行うことで俯瞰できる思考、つまり中庸へと辿り着くことができます。心理カウンセラーとの対話の中から生きやすい自分へと生まれかわるきっかけを掴むユニークなメンタルヘルス系サービスを展開しています。マインドフルネスとは思考整理、禅は目的を持たない瞑想、認知行動的アプローチやロジャース来談者中心療法(傾聴)などの技法を使用しています。
訪問者と市民の共生を考える
訪問者にとっては観光地である場所は、市民にとっての当たり前の場所・生活圏です。プログラムの中で両者が交流し、お互いを理解し共生することによって持続可能な新たなヘルスケアサービス、観光サービスにつながっていきます。