2010年のコラム
2010年のコラム一覧です。
ニューツーリズム
持続できるニューツーリズムのために
近年、地域の活性化や自立促進において、CB(コミュニティービジネス)とかSB(ソーシャルビジネス)という考え方が注目されている。これから新しい地域の観光を推進し、持続していく上のキーワードが「連携」と「人材」である。
中根 裕主席研究員
海外旅行
出国率が低い地域における海外旅行に対する意識と羽田空港の国際化について
2009年における都道府県別の出国率を見ると、首都圏では18.7%であるのに対し、出国率が7%に満たない道県が23もある。 JTBが2010年10月に実施したオンライン調査の結果をもとに、出国率が7%に満たない地域に住む人が海外旅行に対してどのような意識を持つのか、また、羽田空港が国際化することにどの程度期待しているかについて考察した。
田中 靖
インバウンド
「北海道観光の魅力と課題~21世紀型情報戦~」
外国人観光客に人気の北海道。ニセコを中心に北海道各地でアウトドアプログラムを提供している(株)NACの年間約25,000人の顧客の約1割は外国人観光客で、その半分近くをアジアからの観光客で占めている。その魅力と今後の課題に迫ってみた。
篠崎 宏客員研究員
産業観光
熱き思いを伝える「地域伝承の観光」
産業観光や歴史観光など、日本の地域が持つ文化、歴史、産業と、その生き方を次世代に伝えたいという志や使命感、更には地域に生きる誇りや地域の元気の源泉となるという希望に裏付けられて取組まれている活動をご紹介したい。
中根 裕主席研究員
「海+α」求められる沖縄 ~成長への道しるべ 観光立国への課題~
日本人に人気が高いリゾート地、沖縄。地理的にも歴史的にも、日本とアジアの結節点にある沖縄が今後、アジアマーケットを見据えた国際リゾート地としての確立を目指していく中で、訴求のカギとなるコンテンツは何だろうか。
河野 まゆ子執行役員 地域交流共創部長
地方創生
「新たな観光モデル創出と資金確保の必要性」 ~観光立国実現に向けて、交流型など新モデル模索~
各地域で新たな観光・交流モデルへの模索を続ける一方で、頭を悩ませているのが事業資金の確保だ。財政が厳しい国、市町村の補助金頼みのモデルを自走式のモデルへと切り替えていく必要に迫られている。いくつか例をとって考えてみたい。
篠崎 宏客員研究員
観光立国推進基本法
「アジアの視点」で考えよ ~成長への道しるべ 観光立国への課題~
政府による観光立国への施策もあり、今後アジアから格安航空の日本乗り入れが増えると、訪日客が一気に増える可能性が高い。一方で、訪日客を増やすために、日本が対応すべき課題も多い。その課題について考察してみる。
野村 尚司
「ニューツーリズム」は国内観光、地域振興の切り札か
近年、「ニューツーリズム」という新しいながらも個性的なテーマ性のある観光が注目されている。従来の観光旅行の対象であった観光資源や観光施設にとどまらず、「エコツーリズム」や「グリーンツーリズム」等々、よりテーマ性や目的性の強い観光スタイルである。その事業性の課題と可能性について、考察したい。
中根 裕主席研究員
フィルムコミッション
NHK「大河ドラマ」による観光誘客効果について
かつて日本で放映された「冬のソナタ」をはじめとした韓流ドラマのヒットにより、韓国内のロケ地やゆかりの地を巡る日本人観光客が増加した。このように、テレビドラマは有望な旅行動機となるが、この代表格ともいえるNHK「大河ドラマ」の誘客効果について考察したい。
酒井 健太郎
海外旅行
減少する日本人海外旅行者・・・変化しつつある海外旅行の動機やその価値 ―JTBレポート2010年版の発行に際して―
増え続ける海外在留邦人。その一方で、日本人海外旅行者数や、有効旅券を所有する日本人の数は、減少している。この時代の日本人にとって、海外旅行とは何だろうか。海外旅行の目的も変化する中で、ただ数量的な増減を問うだけでは、その展開が見えない時代に入っている。
磯貝 政弘