2013年のコラム
2013年のコラム一覧です。
テーマパーク
変化しつづけることを求められる観光施設
観光施設は、まさに、地域資源であり、多くの人々を地域に呼び込んで、地域に利益をもたらすべき存在であるが、現状では、地域のお荷物になっているとしか言えない施設も少なくない。実際の観光施設を例にとって、観光施設が「稼げる地域資源」になるための手立てを考えてみよう。
松井 一郎
ツーリズムの視点で「ロングステイ」を概観する ~滞在型観光により、国内地域活性化を~
ロングステイはシニアだけではなく、新しいライフスタイルを考える若い30代~40代の層が関心を持つことで最近マスコミに取り上げられることが多い。そして既に海外ではロングステイ関連企業群がグローバル産業に拡大しつつある。本コラムでは、ロングステイマーケットの現状分析に加え、グローバルロングステイ産業について考察する。
古川 彰洋一般財団法人 ロングステイ財団 事業部長
観光分野における「ケースメソッドによる研修」の可能性
観光産業における「人材育成」と一言で言っても、育成方法はいくつもあり、期待される効果もそれぞれに異なる。本稿は、数ある育成方法の中でも、「ケース(事例)」を教材とする方法(ケースメソッド)とその効果について、私自身が観光地域等で実際に行った研修の事例を紹介しながらまとめたものである。
岩崎 比奈子
観光危機管理の今日的意義
近年、「観光危機管理」について、地域や観光事業者が一体となった計画づくりに取り組む地域が増加している。観光危機管理は、危機管理一般に対する見識に加え、観光地における観光客の心理や行動特性など観光に関する知識が求められる専門分野の1つといえる。本コラムでは、観光における危機管理の今日的意義について、危機管理本論から導いてみたい。
山口 祥義
【特別寄稿】世界経済フォーラム東アジア会議に参加して~社会のあらゆる人、組織を巻き込む、新しいツーリズム“Inclusive Tourism”の可能性を考える~
世界経済フォーラム(WEF)は、年間を通じその活動は幅広く、地域別、産業別にと様々な会議が世界各地で開催されている。WEF東アジア会議がミャンマーで開催されたが、同国はASEAN会議の議長国になるなど、急速な発展と共に国際社会への復帰が注目を集めている。本会議はミャンマーでは近年初めての世界中の産官学の識者が集結する国際会議であった。
日比野 健
アジア・太平洋各国で進むMICE施設整備と日本の今後
2013年8月2日、観光庁よりMICE国際競争力委員会最終とりまとめ報告書として「我が国のMICE国際競争力の強化に向けて~アジアNo.1の国際会議開催国として不動の地位を築く~」が公表された。MICEを誘致・創出していくためには拠点となる会議場、展示場が必要となる。本コラムではMICE推進のための施設整備の必要性について考えてみたい。
守屋 邦彦
旅行者・消費者行動
海・ビーチで何して遊ぶ? ~今後のトレンドは「日暮れ後」と「子供の教育」~
JTBが毎年発表している夏の旅行動向によると、今年は東日本大震災以来減少傾向だった海水浴目的の旅行への意向が回復している。夏になったら必ず行きたくなるという人も多いだろう「海」。国内市場において海はどのような場と認識され、人々はそこでどのような過ごし方をしているのだろうか。近年の傾向を読み説く。
河野 まゆ子執行役員 地域交流共創部長
海外旅行
「JTBレポート2013」刊行にあたって~デスティネーション人気の推移から見えてくるもの~
2012年の日本人海外旅行者数は18,490,657人を記録し、史上最高記録であった。しかし、年間を通して海外旅行マーケットが拡大し続けたわけではない。少なくとも5月までの動向をみると、ヨーロッパ各国やタイなど増加している旅行先もあるが、海外旅行者総数は減少傾向が続いている。デスティネーションから考察してみよう。
磯貝 政弘
”A Time for Leadership”「リーダーシップの時代」~WTTC Global Summit 2013 に参加して~
アラブ首長国連邦のアブダビでWTTC Global Summit 2013が開催された。テーマは「リーダーシップの時代」であり、旅行・観光の市場が大きく変化する時代に、ツーリズム業界が的確に変化に対応し、新たなチャンスをつかんでいくためには、強力なリーダーシップが求められるという趣旨である。討議内容や会議から得られた示唆についてレポートする。
髙松 正人客員研究員
観光レジリエンス研究所 代表
日本人の憧れの旅先、ヨーロッパ~ドイツの魅力にみる、地域ごとの多様性の大切さ~
性別や年齢を越えて、幅広い層が旅先としてのヨーロッパへの憧れを語ろうとする。日本人の海外旅行動向をテーマに当社が毎年取りまとめている「JTBレポート」、その基となるアンケート調査「海外旅行実態調査」の本年分で、お金や時間が自由に使えるという条件を仮定したうえで、回答者にとっての「理想の海外旅行」を自由に書き綴ってもらった。
磯貝 政弘