2015年のコラム
2015年のコラム一覧です。
「旅の力」で「大学生の力」をアップ
最近、大学の授業の中に、新しい方法が積極的に取り入れられているのをご存知だろうか?「AL」、「PBL」、「反転学習」…等々。その中で「旅の力」をさまざまな形で活用した実践事例が着目されている。JTBグループがサポートしている「大学生観光まちづくりコンテスト」の事例を交えながら、大学生の学習における「観光」の効用について考えてみたい。
田中 敦山梨大学 生命環境学部地域社会システム学科 教授
MICE
MICE分野における「Cの世界」・Convention
MICE分野における「Cの世界」Conventionの話をしよう。日本では国際会議と訳され、その他には大会、代表者会議、慣習や約束など様々な意味もある。Conventionにまつわる会議の呼び方、新聞等から垣間見える各種の国際会議に日本がどう関わっているか、また国際会議を開催するということがどういうことか等を異文化コミュニケーションの立場から見てみたい。
太田 正隆客員研究員
MICE
MICEからE分野の産業を考える
MICE分野考察の第二回目は、「E」について考えてみたい。「E」だけはExhibition, Eventと二種目あるが一つで表現されている。理由は簡単でMICEEでは発音しづらい。しかしながら、偶然の一致なのか管轄する官庁が異なることを皆さんはご存じであろうか。二つのEは経済産業省である。ここから「E分野の産業」を考えてみたい。
太田 正隆客員研究員
顧客ターゲティングのための「旅ライフセグメント5」の活用
多くの人々へ、自社商品の魅力を届けるためには、どうしたらよいでしょうか?消費や旅のスタイルは、社会が成熟した現代において、人々の趣味や志向が多様化し、「誰にでもいいもの」は特徴がなく受け入れられないものになりがちです。お客さまがどんな人で、どんな価値観で消費行動を決定しているのか、より細やかにニーズを見ていくことが必要です。
波潟 郁代客員研究員
西武文理大学サービス経営学部 教授
早野 陽子主席研究員
誰もがわくわくする旅へ: 最先端技術を活用したパーソナルモビリティが実現する旅の魅力の拡大
高齢者、障がい者の行動範囲を広げるためのインフラ環境整備が全国で始まりつつある。介護される人も介護する人も、誰もが抱くわくわくしたい心を、当たり前に満たすことができる環境が本来の目指すべき姿なのだろう。最先端の技術を活用したパーソナルモビリティのWHILL社の協力を得て、いかに旅の魅力を拡大し、感性に訴求することができるか検証をした。
立花 一成主任研究員 伴流 高志 関 裕之株式会社ジェイティービー 旅行事業本部マネージャー
地方創生
食文化への注目と地域活性の可能性
「和食」は地域でつくられてきた「日常の食」の積み重ねである。戦後70年の日本人の食生活の変化や消費者ニーズが変化するなかで、地域の食文化に注目する動きも顕在化してきた。右肩上がりの成長期における日本の食生活から現在までを振り返り、その上で食を通じた地域活性の可能性について考察する。
斎藤 薫主任研究員
MICE
MICEにおける「MI」分野の産業を考える
今月から3回の連載で、MICEのそれぞれの分野についての考察を掲載する。第一回目の今回は、MICEの産業分野から「Meeting(会議・研修・セミナー)」、「Incentive(報奨・招待旅行)」を、C(Convention)との違い等でその変遷と今後について考察する。
太田 正隆客員研究員
MICE
「伊勢志摩紀行」~MICE Japan 7月号より再掲~
【MICE Japan 7月号より再掲】日本での2016年のサミット開催地が「伊勢志摩・賢島」に決まった。海辺でのサミット開催は、2011年フランス北西部の海岸リゾートのドーヴィル・Deauville以来である。今回は、若干観光案内的になってしまうが、筆者の記憶による、ゴールデンルートと伊勢志摩に関わるMICE紀行としたい。
太田 正隆客員研究員
ミレニアル世代
バブルジュニアの消費を探る:草食系は意外にブランド好き?
歴史をひも解くと、古代ギリシャ時代の文献や、さらに古くはエジプトのヒエログリフにも「今どきの若者は…」という論調の記載がみられるという。年長者が若者に苦言を呈したい気持ちは古今東西、不変なのかもしれない。JTB総合研究所が実施した、いくつかの調査結果から、今どきの20代の旅行や消費意識をみてみたい。
早野 陽子主席研究員
地域活性化
WEF(世界経済フォーラム)旅行・観光競争力レポート2015の概要
世界経済フォーラム「旅行・観光競争力レポート2015」では、日本が前回(2013年)の14位から9位にランクアップしたことが話題となったが、このランクアップにはどのような意味があるのだろうか?さらに日本の競合国は、今回どのように評価されているのだろうか?このような疑問を持ちながら、競争力レポートの内容を深堀してみた。
髙松 正人客員研究員
観光レジリエンス研究所 代表