インバウンドのコラム

インバウンドに関わるコラムの一覧です。

実りある大地と観光の共存に向けて~美瑛町における観光DXを活用したオーバーツーリズムの解消と観光マナー啓発への取り組み~

実りある大地と観光の共存に向けて~美瑛町における観光DXを活用したオーバーツーリズムの解消と観光マナー啓発への取り組み~

コロナ禍の影響も薄れ、観光客が急回復した2023年。様々な地域では、キャパシティを超えた観光客が集中する「オーバーツーリズム」によって様々な問題が生じており、国も対策に乗り出す事態となっています。北海道有数の観光地である美瑛町でも、コロナ禍以前からオーバーツーリズムや観光客のマナー違反に悩んできました。美しい風景を次世代に受け継ぐために、観光と地域の共存をめざす、美瑛町の取り組みを紹介します。

佐々木 秀徳主席研究員

デジタルノマドビザ制度導入に向けて、今、準備すべきこと~デジタルノマドビザの概要とデジタルノマドの特徴から~

デジタルノマドビザ制度導入に向けて、今、準備すべきこと~デジタルノマドビザの概要とデジタルノマドの特徴から~

コロナ禍の影響で一気にリモートワークが普及したことで新たなライフスタイルとして世界で浸透しつつある「デジタルノマド」。日本でも2023年度の「骨太の方針」にデジタルノマドビザの導入に向けた制度整備が盛り込まれ注目を集めていますが、実際に誘致や受入れ準備を進めるための情報や議論が不足しており、ごく一部の地域でしか着手できていません。従来のワーケーションの受入れとの共通点と違い、さらにその可能性や課題について、海外での最新調査の結果を交えながら考察していきます。

田中 敦山梨大学 生命環境学部地域社会システム学科 教授

アフターコロナにおけるMICE再創造(リイマジン)の取り組み~MICE先進都市シンガポールの最新情報~

アフターコロナにおけるMICE再創造(リイマジン)の取り組み~MICE先進都市シンガポールの最新情報~

1. 2024年には完全回復が見込まれるシンガポールの入国者数 入国制限がなくなって3年ぶりに多くの外国人観光客を目にするようになりました。日本国内におけるMICEも大型の国際会議が開催されるなど、本格的に復活してきています。海外においてはMICEの開催が、さらに活発です。まもなくフランクフルトでIMEXが開催され...

小島 規美江客員研究員

世界を旅するデジタルノマドの誘致可能性を考える

世界を旅するデジタルノマドの誘致可能性を考える

コロナ禍でリモートワークが広がり、働き方に対する意識やスタイルに変化がみられます。フレックスプレイスという在宅やオフィスなど働く場所を限定しない仕事のスタイルも広がっています。一方、世界へ目を広げると、デジタルノマドという、ITを活用しながら気に入った場所で数日~数か月程度仕事をし、違う場所に移動して仕事をするという人達が数多く存在するといわれています。本文では、デジタルノマドといわれる人々はどんな人で、どんな働き方をしているのかを明らかにするとともに、日本への誘致の可能性や課題などを海外の調査などから考察します。

勝野 裕子主任研究員

【特別寄稿】“Tourism × non Tourism” 観光は外からどうみえるのか

【特別寄稿】“Tourism × non Tourism” 観光は外からどうみえるのか

6月10日から訪日外国人旅行者の受け入れが始まり、旅行の本格的再開へ大きく動き出しました。観光産業はコロナ禍で需要を2年以上失う大きなダメージを被りましたが、足元の危機を乗り越える以外に、構造的な課題解決や内省面の成長に向け、講じるべき点は多いと考えます。本稿は日本の観光行政をけん引し、他分野でも広く活躍する後藤靖子氏が、客観的視座で観光の今とこれからを紐解きます。

後藤 靖子