インバウンドのコラム
インバウンドに関わるコラムの一覧です。
「DEEP TOKYO 山谷」が訪日客にとってメジャーとなる日
ドヤ街という言葉で表現されてきた台東区山谷。高度経済成長の面影を残すこの地域にも、日本の生活文化を求めて訪日旅行者が集まりつつあります。まだ穴場ともいえる山谷が、居住者と訪れる人、それぞれにとっての居心地を損なわず、「交流するまち」としてさらなる発展を遂げるためには、何が必要なのでしょうか。可能性と課題を探ります。
河野 まゆ子執行役員 地域交流共創部長
【特別寄稿】美し国の創り方 ~個性ある多様な地域の風景づくり~
人々の志向が多様化する中で、観光のあり方も変化しました。従来のように有名な観光地や施設を巡るだけの旅ではなく、「日本の文化や風土に根差した暮らしぶりに触れたい」という志向の高まりもその一つです。日本を訪れる外国人旅行者も訪日経験回数が増すにつれ、日本の四季や自然、農漁村を体験するために地域を訪れたいと言う気持ちが強くなる傾向がみられます。そこで今、歴史文化や人々の営みの結果である生活文化も含め、その土地固有の魅力を見る人に伝える表現体としての「風景」が注目されているのです。
本コラムは、「風景」を総合的にデザイン、構築する日本のランドスケープ・アーキテクトの第一人者である進士五十八先生に、特別寄稿として「観光客を受け入れる住民にはプライドを持たせ、ビジターには訪ねたくなる個性ある風景、喜びを感じる風景づくり」の意義と基本を解説いただいたものです。
(JTB研究レポート2018「旅と生活の未来地図」への特別寄稿を再掲)
進士 五十八福井県立大学学長/ランドスケープ・アーキテクト
新型機材が拓くLCCの新規国際路線とは
日本でもすっかり定着したLCC。既にご利用になられた方も多いのではないでしょうか。 LCCの主力機は短距離用小型機であるエアバスA320シリーズやボーイング737シリーズです。航空機メーカーは航空各社の要望に応えるべく低燃費かつ航続距離の長い機種の開発に取り組んできました。本文ではLCC機材として最大のシェアを誇るエアバスA320シリーズの新型機材‘A320neo’に焦点を当て、もはや「短距離」機材とは言えない新型機材が切り拓くLCCの新規国際路線の可能性について紹介します。
野村 尚司
【学会発表報告】観光情報学会 第15回研究発表会
2017年5月19日に小樽商科大学にて行われました、観光情報学会第15回研究発表会にて、「台湾からの旅行者の心理と行動に関する調査研究」(ナビタイムジャパン・JTB総合研究所 共同調査)の結果を発表いたしました。
早野 陽子主席研究員
イベントで効果を発揮!「トレーラー型観光案内所」
~必要な時、必要な場所に、案内所サービスを~ 観光案内所は「まちの顔」という重要な役割を担っています。本調査ではトレーラー型観光案内所「インフォ・ボックス」の活用方法と、その土地の案内員の今後の理想的な育成方法や地域の人材の活用などについて考察しています。
長島 純子主任研究員
観光地マーケティングにおいて日本のDMOが注力すべきこととは
日本では、観光協会や観光関連団体のマーケティング予算の「見える化」がされていない場合が多くみられます。マーケティング活動の効果やKPI達成への取り組みの公開など、「見える化」を行っていくにあたり、現在登録が進みつつある日本版DMOはどのようなことに注力すればよいのか?アメリカのDMOやBrand USAの公開情報を元に、デジタルマーケティングに対する取組について紐解いていきます。
渡邉 浩良主任研究員
継続可能な成長率にシフトダウンしつつある訪日旅行需要
2015年に訪日客の急成長をリードした中国からの短期滞在者数の伸び率がスピードダウン、更には消費も減少している。筆者は一過性の日本ブームの終了ではないと考えます。なぜ、この訪日旅行需要の減速が起こったのか紐解いていきます。
黒須 宏志フェロー
これからの訪日中国人旅行者を考える
政府は訪日外国人数を2020年に4000万人、2030年には6000万人とする目標を掲げました。目標達成の過程では、国別、さらには国の中でも様々な価値観を持つ旅行者への対応が求められる時代となります。本コラムでは、ライフスタイルや旅行への意向などから旅行者を5つのタイプに分けた「旅ライフセグメント5」を用いて、訪日中国人旅行者のニーズをより深くとらえてみます。
早野 陽子主席研究員
地域活性化
WEF(世界経済フォーラム)旅行・観光競争力レポート2015の概要
世界経済フォーラム「旅行・観光競争力レポート2015」では、日本が前回(2013年)の14位から9位にランクアップしたことが話題となったが、このランクアップにはどのような意味があるのだろうか?さらに日本の競合国は、今回どのように評価されているのだろうか?このような疑問を持ちながら、競争力レポートの内容を深堀してみた。
髙松 正人客員研究員
観光レジリエンス研究所 代表
「2020年に向けたスポーツツーリズムへの期待」~MICE Japan 2014・6月号より再掲~
【MICE Japan 2014年6月号より再掲】2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、訪日観光振興と共にスポーツ合宿の話題が沸騰している。各国のアスリートが来日して行う、スポーツ合宿はMICEのカテゴリーでいえば「Event分野」であるが、今回この「E」分野とオリンピックについて取り上げてみたい。
太田 正隆客員研究員