開園100年を迎えた長寿テーマパーク

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大阪府の遊園地「ひらかたパーク」、開園100周年

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大阪府の遊園地「ひらかたパーク」が開園100周年を迎えました。
ディズニーランドやUSJといった大型テーマパークに押され、 全国から姿を消しつつある遊園地ですが、「ひらぱー」の愛称で親しまれる同園は、常に「新しさ」を意識し、「一斉にシャツの襟を立てる人数世界一に挑戦!」といったユニークで奇抜なイベントによるプロモーションや、高齢者でもゆったり楽しめる「バラ園」、期間限定で復活した「菊人形展」など、テーマパークにはない魅力を打ち出した戦略が長寿に繋がっています。

同じ大阪にあるUSJもリーマンショック後の落ち込みから回復し、この11月には、開業11年目で累計入場者数1億人を超えました。好調の背景には、新しいファミリー向けの施設のオープンと共に、若者向けのホラーイベントが人気を博したことなどがあるようです。

ハードだけに頼ることなく、ソフト面で常に新鮮さや驚きを提供していくことが持続的な集客には重要な要素と言えるでしょう。