日本にはまだ“0”カ所

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世界で注目されている海中ホテルですが、「海」という素晴らしい資源を持ちながら、日本にはまだ海中ホテルはありません。

世界で注目されている海中ホテルですが、「海」という素晴らしい資源を持ちながら、日本にはまだ海中ホテルはありません。

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人々は、ジュールベルヌが「海底2万マイル」で描いたような、未知なる海中の世界に魅せられてきました。世界には、モルジブ、カリブ海、タヒチ、ハワイ、フィジーなど、多くの有名なビーチリゾートがありますが、モルジブを始め、ドバイやフロリダ、スウェーデン、タンザニアなどは、海中ホテルが楽しめることでも注目を集めています。
海中ホテルが人気となる背景には、最近のストレス社会の中で、人々がより自然を求め、もっと自然とともに時間を過ごしたいと考えていることもあるのではないでしょうか。

日本は四方を海に囲まれ、食などの類まれな資源を海から享受できる数少ない国の一つです。観光も例外ではありません。6000以上の島々が、亜寒帯から亜熱帯まで3000キロにもわたって連なる国は世界中のどこを探してもないでしょう。
特に沖縄は、美しいビーチや海、シュノーケリングやダイビングを楽しめる場所として国内外から人気です。

日本を訪れる訪日外国人旅行者数は、2013年の1000万人から2017年には2800万人と、文字通りジャンプアップし、2020年における訪日外国人旅行者数4000万人の目標に向けて、順調なステップを踏んでいます。日本における国内旅行市場規模は年間3億人を超えることも考えると、ここ数年、新しい宿泊施設が次々と登場していることも不思議ではありません。従来型のホテルや旅館だけでなく、豪華なカプセルホテル、民泊、日本独特の宿泊施設であるラブホテルなどもその一つです。MUJIがプロデュースするホテルやわずか5人のスタッフとロボットで運営する「変なホテル」の話題も記憶に新しいところです。しかし、残念ながら海中ホテル建設のニュースはまだありません。

日本は海という資源を活かした新しい商品やサービスの提供を通じ、世界の注目を集め、有数のビーチリゾートとしての地位を確立できる可能性を秘めた国です。また海という資源に注目した観光は、都市部に集中する訪日外国人旅行者を地域へと誘い、地域経済の活性化につながることも期待できるでしょう。

さて、日本初の海中ホテルはどこになるのでしょうか?