日本旅行業協会
にほんりょこうぎょうきょうかい / Japan Association of Travel Agents
日本旅行業協会(JATA:Japan Association of Travel Agents、一般社団法人)とは、旅行業務の改善やサービスの向上を図り、旅行の促進と観光事業の発展を目指す旅行業界団体のこと。
主要業務は、1.旅行需要の拡大、人材育成、旅行業に関する情報の収集など会員共通の利益を図るための業務、2.苦情の解決や弁済業務など旅行業法に基づく業務、3.自然・文化遺産の保全活動などの社会貢献業務の三つ。具体的には、総合旅行業務取扱管理者試験の事務代行、お客様の旅行ニーズに的確に対応できるプロとしての知識・技能を取得するトラベル・カウンセラー制度(トラベル・コーディネーター、エリア・スペシャリスト、テーマ・スペシャリスト)の実施、旅行需要の拡大を目指した各国政府観光局との連携、弁済や消費者相談など。ツーリズムEXPOジャパンや旅行会社の経営に寄与するための経営フォーラムの開催なども行っている。
日本旅行業協会(JATA)は、1959(昭和34)年に国際旅行業者協会として発足したことから、海外への募集型企画旅行を主催できる第一種旅行会社が会員に多い。以前は、海外旅行にかかわる業務が中心であったが、旅行マーケットの変化に伴い国内旅行や訪日旅行に関する業務も増加している。