バブル世代のライフスタイルと旅行消費に関する調査
結果概要
- 従来の「バブル的」価値観を持つ人は現在2割程度 大多数は社会やライフステージの変化とともに堅実派に
- 最後の紙媒体世代?情報収集はデジタルだけでなく、折込チラシや通販カタログも多く活用
- 今後5年ぐらいの間では「旅行」にお金をかけたい 。「そこそこ旅行好き」な層が旅行関連サービスを利用したい
(株)JTB総合研究所(東京都千代田区 代表取締役社長 日比野健)では、「バブル世代のライフスタイルと旅行消費に関する調査」を実施しました。当社は、生活者の消費行動と旅行に関する調査分析を継続的に行っています。
昨年のNHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」の影響で1980年代がフォーカスされる場面が増えています。ファッションも今シーズンは80年代風が流行っていることもあり、当時を知っている人には懐かしく、若い世代には新鮮に思えるようです。最近、80年代のバブルの時期を大学生や若手社会人として過ごしてきたいわゆる「バブル世代」について、この世代を対象にした雑誌が創刊されたり、ディスコが復活したりと、消費のけん引力に期待と注目が集まっています。百貨店では40代、50代に高級時計が売れているという報道も見られます。バブル世代は若い頃、車、スキー、海外旅行、ブランドファッションなど様々なモノ、コトの消費を楽しんでいた世代で、経験豊富で、質の良いモノやコトも知っている世代と考えられます。しかし、その後、この世代もバブル崩壊を経験し、所得の伸び悩みと業績評価が重視される時代にはいり、また、男女雇用機会均等法の施行などにより女性の社会進出が進んだこともあり、働き方や結婚、出産などのライフコースが多様化し、バブル世代全てがかつてのような価値観を持ち、消費をけん引する状況ではないとも考えられます。
当社は昨年3月にシニアのライフスタイルと旅行消費について調査しましたが、バブル世代はシニアに続く消費のけん引者になりうるのか、当時(学生~社会人数年目)の消費や旅行の経験も含めた、現在の消費や旅行に関する動向・意識などについてアンケート調査を実施しました。
調査・研究結果 本文
調査概要
- 方法
- インターネットアンケート調査
- 対象
- 首都圏、名古屋圏、大阪圏に居住する、過去3年以内に宿泊を伴う旅行(業務による出張、帰省を除く)をしたことがある、1959年~1970年生まれの男女 1,651人
- 期間
- 2013年11月13日~11月18日
調査に関するお問い合わせ
株式会社JTB総合研究所
〒140-0002東京都品川区東品川2-3-14 東京フロントテラス7F
03-6260-1211