JTB総合研究所/japan-guide.com 共同調査「訪日外国人旅行者の行動」
~自慢したい日本の街や文化~
結果概要
-
家族や友人に自慢したい体験:「花見」「祭り」「お正月」
「地域の盆踊り、夏祭り」「和風の結婚式」「豆まき」や「コミックマーケット」「コスプレ」などもあがる
- 出張で日本を訪れた訪日観光客の67.0%は滞在を延ばして観光した経験がある
-
地域の人々も大切な観光資源の一つ:約6割が地域の人たちと会話を楽しみたい
72.1%の回答者が地域の一般市民を「とても友好的」と感じる。大都市では48.1%にとどまる
- 57.6%は「ホテルなどの旅行関係者だけでなく地域の人たちとも会話を楽しみたい」
(株)JTB総合研究所(東京都千代田区 代表取締役社長 日比野健)は、エクスポート・ジャパン株式会社(大阪市中央区 代表取締役 高岡謙二)と協力し、「訪日外国人旅行者の行動~家族や友人に自慢したい日本の街や文化~」についての調査を実施しました。
2013年、訪日外国人旅行者数が初めて1000万人を突破しました。訪日外国人旅行者による経済効果は大きく注目され、2000万人に向けて、更なる環境整備が加速されます。各地域においても、訪日外国人旅行者誘致を図るために、インバウンドに関する観光予算を増額する自治体が近年増えています。
しかしながら、訪日外国人旅行者の約7割を占めるアジアからの旅行者が訪れる地域は、いわゆる「ゴールデンルート」と呼ばれる東京、富士山、京都、大阪を巡るルートがまだまだ主流で、他の地域の良さが広く知られている状況とは言い切れません。一方で、欧米からの旅行者やアジアでも訪日経験回数が多い旅行者は、日本人が意外に思うような場所まで訪れていることもあり、訪日外国人旅行客から魅力的と捉えられているにもかかわらず、受け入れ側が気づいていない観光資源が数多く隠されている可能性も考えられます。
当社は、月間PV数が800万を超える(2013年4月)など、外国人旅行者に高い人気を誇る日本情報サイト「japan-guide.com(英語版/繁体中国語版)」(http://www.japanguide.com/)を訪れたユーザーに対してアンケート調査を実施しました。日本への旅行の経験や印象について、どんな体験が外国人旅行者の琴線に触れているのか、主に自由回答式で、これまであまり捉えきれていないような声を拾い考察しました。
調査・研究結果 本文
調査概要
- 調査対象
- japan-guideのサイトを訪れたユーザー(調査期間内にアンケートに答えた回答者は359名)
- 調査方法
- インターネットアンケート調査(ウェブ上にアンケートを公開し、任意に回答を募るオープン形式)
- 調査言語
- 英語
- 調査時期
- 2014年2月6日~3月10日
- 回答者のプロフィール
- 主な回答者の国籍はアメリカ、カナダ、オーストラリア、欧州各国、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インド、タイなど。なお、日本居住者は全体の6%の17名。日本への旅行経験者は約9割。構成としては、男性と60歳以上がやや多い。
調査に関するお問い合わせ
株式会社JTB総合研究所
〒140-0002東京都品川区東品川2-3-14 東京フロントテラス7F
03-6260-1211