スマートフォンの利用と旅行消費に関する調査(2017)
結果概要
- インスタ人気がけん引し、SNSの利用率が回復(2015年44.8%⇒2016年37.9%⇒2017年41.0%)。FacebookとTwitterも若い男性の利用が再上昇
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SNSごとに見せたい自分を使い分け。“ハレの日消費”はインスタで
- Instagramは「個性」、Facebookは「フォーマルな顔」、Twitterは「本音」で語りたい
- 男性は見栄っ張り?「インスタ映え」を意識した行動は女性より男性に多い
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スマートフォンでの旅行商品購入は継続的に増加するが、海外ツアーは減少
- スマートフォンで購入をしない理由は「色々な情報の入力が面倒くさい」「国内旅行商品はオンライン専門宿泊予約サイトでまず探す」が過半数の52.8%
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自治体からの情報提供は「更新情報が古い」、「タイムリーな情報が少ない」
- ご当地アプリのダウンロード経験は11.4%。継続利用されるのは「観光名所やイベントが紹介されているアプリ」、「街歩きやご当地クエストを楽しめるアプリ」など
(株)JTB総合研究所(東京都港区 代表取締役社長 野澤肇)は、「スマートフォンの利用と旅行消費に関する調査(2017)」を実施しました。本調査は2013年から経年で実施し、今年で5回目となります。当社は、生活者のライフスタイルや価値観が消費行動や旅行に与える影響に関する調査分析を継続的に行っています。
今年の流行語大賞に「インスタ映え」が選ばれました。当社の調査で年を追うごとに存在感を増していたInstagramは投稿内容を消費や行動の参考にするための「情報源」としての存在だけではなく、投稿を目的に消費や行動を促す「動機付け」としての存在を高め、社会に影響を与えました。一方、今年後半には相次いでスマートスピーカー(AIとの会話による音声サービス)が発売され、今後の国内での広がりと私たちの生活スタイルへの影響が注目されます。
本調査はスマートフォンの利用実態と人びとの意識を継続的に調べることで、今後の生活や旅行行動に関する変化の兆しをとらえようとするものです。
調査・研究結果 本文
調査概要
- 調査方法
- インターネットアンケート調査
- 実施期間
- 2017年9月25日~9月26日
- 調査対象者
- (スクリーニング調査)首都圏、名古屋圏、大阪圏に住む18歳から69歳までの男女 10,000名
(本調査)スクリーニング調査回答者のうち、プライベートでスマートフォンを利用し、過去1年以内に1回以上の国内旅行(日帰りも含める)をしたことがある 1,030名
調査に関するお問い合わせ
株式会社JTB総合研究所
〒140-0002東京都品川区東品川2-3-14 東京フロントテラス7F
03-6260-1211