Cint Japan株式会社・株式会社JTB総合研究所 共同調査「中国・オーストラリア・イギリスからの訪日意向調査」

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結果概要

  • 日本への旅行者の回復は、回答者の居住国が日本から近い地域の方が早い。

    今後、海外旅行を予定している中国の回答者のうち、71.3%が2022年末までに日本への旅行を検討。オーストラリアでは、2023年以降に旅行を検討する割合が42.4%と最も高い。

  • 東京2020大会は、日本旅行への関心を高めるポジティブな影響を与えた。

    東京2020大会をきっかけに訪日したいと答えた人の割合は、中国43.6%、イギリス30.2%、オーストラリア26.7%であった。

  • 旅行者が旅行先を選ぶ決め手は国ごとに異なる。

    中国人旅行者が今後の海外旅行先を選ぶ決め手は、「買い物や食事を楽しめること」「自然やアウトドアを楽しめる環境が充実していること」。オーストラリアとイギリスの旅行者は「リゾートでリラックスできること」。さらに、国別に、日本に関するどんな報道に関心を持ったかを分析し、食事、歴史、文化など、訪日旅行者の具体的な関心事を回答者の居住国別に明らかにした。

デジタルインサイト収集のグローバルソフトウェアリーダーであるCint Japan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:カリーヌ・パルーシー(以下Cint))と株式会社JTB総合研究所(本社:東京都品川区、代表取締役社長執行役員:野澤肇(以下JTB総合研究所))は、共同調査「中国・オーストラリア・イギリスからの訪日意向調査」の結果を発表しました。今回の調査では、世界中の人々が日本をさらに知るきっかけとなった東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が、消費者の今後の旅行計画にどのような影響を与えたのかを検証しました。その結果、東京 2020大会の視聴経験が訪日旅行への関心を持つきっかけとしてポジティブな影響があったことがわかりました。

選定した中国、オーストラリア、イギリスの3カ国は、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいること、訪日旅行への関心が歴史的に高いこと等から調査対象としています。
 対象となる調査回答者は、Cintの「Insight Exchange(https://jp.cint.com/consumer-insights-exchange)サンプル・マーケットプレイス」から参加いただきました。Insight Exchangeサンプル・マーケットプレイスは、インターネット調査のための世界最大の消費者ネットワークで、130カ国以上、1億4,500万人以上の回答者が参加しています。

調査・研究結果 本文

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調査概要

調査手法
インターネットアンケート調査
調査期間
2021年9月29日(水)~10月4日(月)
対象者
中国(578 名)、オーストラリア(569 名)、イギリス(572 名)に居住し、海外旅行に全く関心がない人を除く20歳以上の男女

調査に関するお問い合わせ

株式会社JTB総合研究所
〒140-0002東京都品川区東品川2-3-14 東京フロントテラス7F
03-6260-1211