「新型コロナウイルス感染拡大による、暮らしや心の変化と旅行に関する意識調査(2023年1月)」〜行動制限のない第8波における個人の意識と旅行〜
結果概要
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(生活者全体からみた意識)
「今後、1年以内(23年12月まで)の国内旅行の実施意向」は 40.3%、前回から微減(▲0.8P)・前回より上昇したのは、男女60歳以上(男性+5.7P、女性+1.6P)と女性30代(+0.6P)女性40代(+0.3P)のみ
・景況感は急に悪化した前回より僅かに改善も依然厳しい状況。好きなことへの消費意向は根強い -
「全国旅行支援は必要だ」30.1%、「必要ではない」31.7%。前回より積極的回答が大きく伸びる
・「第8波では移動制限要請がなければ旅行に行ってもよい」33.5%、「行くべきではない」は29.0%
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(1年以内に旅行を予定・検討している人の意識)
2023年の旅行頻度は前年より「増える」が52.4%、「コロナ禍前の水準以上まで」は19.5%・前年より増える理由は「感染対策を基本とした生活や旅行に慣れてきた」が47.5%
・コロナ禍前まで増えない理由は「新型コロナの収束が見えないから」「宿泊料金が上昇傾向にある」 -
「旅行先や帰省先などでリモートワーク(ワーケーション)」は、積極派が約4割
・「継続したい/機会を増やしたい」21.4%、「今後やってみたい・新しく取り入れたい」17.4%
株式会社JTB総合研究所(東京都品川区 代表取締役社長執行役員 風間 欣人)は、「新型コロナウイルス感染拡大による、暮らしや心の変化と旅行に関する意識調査(2023年1月)」の調査結果をまとめました。
当社は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19/以下新型コロナ)の世界的流行が始まった2020年2月から定点で意識調査を実施し、感染拡大や緊急事態宣言発令などに揺れ動く人々の意識や行動、そして旅 行意向について追ってきました。今回で13回目の調査となります。
2022年10月11日より日本の水際対策が一層緩和され、1日あたりの新規入国者数の上限撤廃、陰性証明や隔離期間など入国時の条件緩和、そして訪日外国人観光客の個人旅行の解禁と、訪日外国人旅行および日本人の海外旅行は大きく動き始めました。国内旅行についても「全国旅行支援」が始まり、各地は盛況です。しかしながら、円安やエネルギー価格の高騰等による物価上昇が生活に影響を及ぼすと同時に、新型コロナの第8波の到来で新規感染者は再び拡大しています。第8波は第7波同様、移動や外出制限の要請はなく、行動は個人の意思に委ねられています。生活が正常化に進む中、人々はどんな意識を抱いているのでしょうか。
調査・研究結果 本文
調査概要
- 調査手法
- インターネット調査会社が保有しているモニター対して、インターネットでの予備調査を実施、対象者を抽出後に本調査を実施
- 実施時期
- 2022年12月
調査に関するお問い合わせ
株式会社JTB総合研究所
〒140-0002東京都品川区東品川2-3-14 東京フロントテラス7F
03-6260-1211