スマートフォンの利用と旅行消費に関する調査(2023年度版)
結果概要
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個人的なコミュニケーションはメッセージ・チャットへ移行
SNS は「情報収集手段」としての役割がより顕著に- スマートフォンでよく使う機能は「メッセージ・チャットアプリ」が1位、「検索エンジン」が2位。3位「メール(71.7%)」と4 位「電話(64.5%)」はそれぞれ2019年に比べ利用が大きく減少
- 最新のニュースは「急上昇ワード」や「リポストなど友人の反応から」得る
- 人気のSNSは「LINE」、「YouTube」、「Instagram」。「Instagram」と「TikTok」は2019年調査より10ポイント以上利用率が上昇し、利用者の年齢層も広がる
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スマートフォンゲームのために行動を変えた経験がある人は全体の45.8%
- 30代男性は72.7%、29歳以下の男性は63.3%
- 29歳以下の男性の33%はeスポーツの観戦・プレイ経験あり
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スマートフォンでの旅行商品の予約購入は「チケット(交通/イベント等)」が増加。
「宿泊施設」も引き続き伸びる -
旅行関連のAIサービスの利用は「旅マエ」から「旅ナカ」へ?
- 旅行関連のAIサービスを利用して感じたことは、2019年調査と比較して「旅行中にわからないことを相談できる」、「一人旅でも困らない」の順位が上昇
(株)JTB総合研究所(本社:東京都品川区、代表取締役社長執行役員 風間欣人、以下JTB総合研究所)は、「スマートフォンの利用と旅行消費に関する調査(2023)」を実施しました。本調査は2013年から2019年まで経年で実施し、4年ぶりに実施した本調査で8回目となります。当社は、生活者のライフスタイルや価値観が消費行動や旅行に与える影響に関する調査分析を継続的に行っています。
2019年の調査では、SNSの役割がコミュニケーション手段から情報収集手段へと移行しつつあることが明らかとなりましたが、その傾向は2023年の調査でもより明確になってきています。
また、チャットGPTなどが話題となったAIサービスについても、技術の進展や広がりによって、旅行での使い方に変化がみられるようです。
本調査はスマートフォンの利用実態や人びとの意識を継続的に調べることで、今後の生活や旅行行動に関する変化の兆しをとらえようとするものです。
調査・研究結果 本文
調査概要
- 調査方法
- インターネットアンケート調査
- 実施期間
- 2023年11月2日~11月3日
- 調査対象者
- (スクリーニング調査)首都圏、名古屋圏、大阪圏に住む18歳から69歳までの男女10,000名
(本調査)スクリーニング調査回答者のうち、プライベートでスマートフォンを利用し、過去1年以内に
1回以上の国内旅行(日帰りも含める)をしたことがある1,030名
調査に関するお問い合わせ
株式会社JTB総合研究所 広報担当
pr@tourism.jp