日本、中国、韓国が防災協力の強化について協議する防災担当閣僚級会合がソウル市内で10月30日に開催されました。日中韓3カ国の閣僚級会合は、今年の9月下旬に韓国・光州で文化相会合が開催されて以来となります。出席者は、西村内閣府副大臣(日本)、顧朝曦民政省次官(中国)、南相浩消防防災庁長(韓国)ら。
3カ国は、各国でこれまでに起きた災害の事例や対応策などをまとめた報告書をそれぞれ発表しました。その後、防災分野での3カ国協力の重要性の確認、防災技術と情報の共有促進や、地震、台風など大規模災害に備えた合同訓練の定例化を盛り込んだ共同声明を採択する見通しです。
同会合は2008年12月の日中韓首脳会談で、3カ国が持ち回りで開催することに合意したもので、2009年に神戸で第1回会合を行って以降2年ごとに実施しており、今回が3回目。