JTB総合研究所の「考えるプロジェクト」 

携帯キャリア各社、“声”による緊急地震速報の導入を検討

2013.07.11 JTB総合研究所 

株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ、KDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社、ソフトバンクモバイル株式会社、イー・アクセス株式会社は、「緊急地震速報」が発表された際、従来のブザー音に加えて声でもお知らせする警報音を順次導入していくことを発表しました。

気象庁が実施した「平成25年4月13日の淡路島付近の地震における緊急地震速報に関する緊急調査」から、従来のブザー音に加えて、声によって緊急地震速報であることを伝えてほしいとの要望が高いことが明らかになりました。調査結果によると、回答者の約80%が「緊急地震速報を知っていた」と回答しているものの、緊急地震速報を受けてどのように感じたかという設問に対しては、「地震が来ると思った」が約50%である半面、「何かわからなかった」(約30%)、「何をしてよいかわからなかった」(約15%)という回答も見受けられました。

携帯キャリア各社は、この調査結果を受けて、緊急地震速報をより分かりやすく伝達するため、ブザー音の後に声で「地震です」と読み上げるようにする仕組みを導入します。これにより、従来のブザー音を知らない・聞きなれない人でも緊急地震速報を理解でき、素早く地震から身を守るための行動を取ることができます。

詳細な導入時期・対応機種は、今後、携帯キャリア各社のホームページ等で発表されます。

気象庁「平成25年4月13日の淡路島付近の地震における緊急地震速報に関する緊急調査の結果(速報)について」

2013.07.11JTB総合研究所 

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