気象庁は2013年9月17日、注意報や警報などの防災気象情報について、重大な災害が発生する可能性に応じて5段階のレベルに分ける「気象警戒レベル(仮称)」を導入することを決定しました。従来の警報・注意報と比べて災害発生可能性をわかりやすくし、迅速な避難行動などの対応への判断基準を明確にすることがねらいで、2016年度からの運用開始を目指しています。
素案では「重大な災害の発生する可能性」がある状態を危険度が最も低いレベル1とし、「重大な災害が覚知され、さらに拡大する」状態を最も危険度が高いレベル5と設定。現状の注意報はレベル2、警報はレベル3、特別警報は「重大な災害の発生する恐れが著しく大きい」レベル4としています。また「ただちに命を守る」緊急対応(レベル4、5)など、各レベルに応じた行動も定めることとしています。